借入

事業資金の借入をするなら、まずは低金利な銀行系を選びましょう

昨今の景気の状況から、懇意にしている銀行からの事業資金の借入も、中小企業や個人事業主にはなかなか厳しい状況というのが本音という方も多いかと思います。そんな中、中小企業や個人事業主の事業資金をサポートしてくれる俗に言うビジネスローンを展開する会社も多くなりました。ただし、もしそういった会社に事業資金の借入を打診するなら、やはり銀行系のビジネスローンを選びたいものです。

銀行系以外のビジネスローンの場合、担保や保証人が不要、銀行系では必要となる決算書が不要など、提出資料の内容がわりと簡単で審査が早め、返済期間も銀行系だと半年以内に設定されているなど短期のものが多いのに対し、銀行系以外だと10年以上のものもあるなど期間が長めといった利点があります。その代わり銀行系に比べて金利が高めですが、金利以外の利点から銀行系以外のビジネスローンを考える人も結構多いようです。しかしながら、ここでは2つの理由から銀行系のビジネスローンをおすすめします。

まず1つ目の理由としては、やはり金利の違いです。ビジネスローンの場合、銀行系だと金利としては一般的な目安としては年利15%~18%といったところです。また銀行本体が手がけるビジネスローンの中には年利が10%未満のものも存在します。それに対し、銀行系以外のビジネスローンでは、年利18~20%といったところが多く、中には28%と出資法における上限金利の29.2%に近い金利を取っているところもあるようです。ここで、仮に300万円を年利15%で借りた場合と、18%で借りた場合とで、それぞれの1年間の利息を比較してみましょう。年利15%だと、3,000,000×0.15で利息は45万円となります。これに対し、年利18%の場合は、3,000,000×0.18で54万円と10万円近くもの差が付くことになります。

また、最近は銀行系でも条件付で担保や保証人が不要だったり、返済期間が年単位のビジネスローンが登場するなど金利以外の条件面でも、かつての銀行系の欠点が改善されてきていることを考えると、まずは銀行系のビジネスローンを考えるべき状況が整ってきていると言えます。




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