借入

借入の際にかかる利率の基礎知識

借入の際に返済に金利が付くのは当たり前の話ですね。ですから、借入が必要となった場合、返済に利率がいくらぐらいになるのか、誰しもが気になるところであります。もっとも、利率の数字が気になっても、実際にそこから算出される毎月の返済額がいくらぐらいになるのかまで、ある程度把握してから借入の申し込みをする人は案外少ないものです。

元利均等返済と元金均等返済では、同じ利率でも毎月の返済額が異なる
住宅ローンなどでは、返済方式において、元利均等返済と元金均等返済のどちらかを選べる場合があります。この場合、どちらを選ぶかで毎月の返済額が異なります。例えば、10万円を実質年率10%で借りて、毎月1回の12回払いとする時を考えた場合、元利均等返済ですと返済額は毎回8,792円となります。これに対し、元金均等返済の場合は、返済例として、1回目の返済額は、9200円、2回目の返済額は9100円・・・で12回目は8400円といった具合になります。この違いは、元利均等返済の場合は元金と利率から計算される利息の合計が、返済開始からあらかじめ合意した返済期間の終了まで均等となるように返済額を計算するようになっているのに対し、元金均等返済の場合は、まず元金部分を返済回数で分割し、それから元金部分の残り残高と利率から算出した利息を加算するというやり方で返済額を計算していくという計算方法の違いから来ています。

どちらかを選べる場合は、元利均等返済だと毎回の返済額が決まっているので先々の見通しが立てやすい、元金均等返済だと返済が進んでいくに従って徐々に返済額が小さくなっていくなど双方の特徴を良く考えた上で決めるようにしましょう。特に住宅ローンのような返済額も期間も大きくなるような場合は、利率も含めて普段付き合いのある銀行によく相談する方がいいでしょう。




このページの先頭へ