借入

主婦の借入は住宅ローンの審査に影響するの?

主婦の方で、住宅ローンを組むときに、以前、クレジットカードのキャッシングローンを利用したことがあるのだが、それも審査に影響するのかと心配される方がときどきおられます。こういった妻の信用情報が住宅ローンの審査に影響が出るかどうかは、どのような形で申し込むかによって違ってきます。

具体的に言いますと、住宅ローンの申し込みで審査を受ける場合に、夫のみで申し込みを行うのであれば妻の信用情報は審査の対象外になります。

ところが、夫だけでなく妻にも年収がある場合に、夫と妻の両方の年収を合算した上で申し込みができるような住宅ローンの場合だと、夫と同様に、妻の信用情報も審査の対象となります。クレジット情報の利用履歴は、取引終了後5年間は信用情報の管理会社に保存されるため、クレジットの返済期間中はもちろんですが、返済終了後も一定期間、情報が保存されているため、既に完済しているからとタカをくくっていると、住宅ローンの申し込みの際に思わぬ影響が出る可能性があります。

この他、夫の年収だけで住宅ローンの審査に申し込みをする場合でも、妻が保証人または連帯保証人になる場合も、やはり妻の信用情報も審査対象となります。また、借入が夫のみで妻が保証人または連帯保証人になっていない場合でも、不動産の登記において、夫婦での共有登記とする場合は、やはり妻の信用情報が調べられるので注意が必要です。

このように妻の借入が住宅ローンの審査に影響するかどうかは、前提条件によって変わってきますが、審査基準は銀行によって異なりますし、妻の信用情報も審査の対象になる場合でも、返済途中か完済済かでも銀行の印象は当然変わってきますしので、もし妻の方に借入があるようなら、できるだけ早く完済した上で銀行に相談することをおすすめします。




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